◆e-エコノミーの爆発◆ |
◆eエコノミーの爆発 ◆
副題その1 : クライアントと建築家の粋な関係
副題その2 : アンシャンレジュームの崩壊はすぐ間近だ
<ケース 1>
● これまでの住宅ビジネススタイル(メーカー主導の家づくり)
●デジタル情報革命による新たなパラダイム
<ケース 2>
●これまでの建材、住設機器の流れ
●eエコノミーによる、ワンプライスビジネス
アンシャンレジーム(旧体制)とは、<ケース 1><ケース 2>の中の住宅メーカー、工務店、セールスマン、問屋などを言う。
デジタル情報革命により、ここ2〜3年で存在理由を問われることになるだろう。
住宅の10年保証も、法律で義務づけられるようになったし、この辺りで顧問弁護士ならぬ、おかかえの建築家を1人や2人持っていることの方が、コストもかからず、ステイタスである。
(アメリカ・カナダでは常識である。)
なぜこのようなあたりまえで、簡単な図式が今まで主流にならなかったのか。それは、工業化社会の伝統的大企業の残党組が、インターネットによる環境の変化についてこれなかったと言うよりも、透明になることで利益確保が難しくなる為、避けてきたと考えられる。
新たなパラダイムが出現した今、変わらないことの方が恐ろしい。
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今まで書いてきたことから、このシステムがデジタルネット世界のように思われるが、実はそうではない。いや、まったくもって究極のアナログ世界の体験なのである。なぜか?
それは、プレハブ既格住宅や、全国展開のフランチャイズ住宅とは正反対の、建築家による思考のゲームの到達点を体験できるからである。「劇場空間の演出」「細部のヒューマンタッチ」「未知なる空間体験」「エキサイティングデザイン」など、建築家個人の思考の基にデザインされた、唯一無二の空間は、まさにアナログの世界と言えよう。