西本智実さん指揮のコンサートに行ってきました。
ラストの「ブラ1」 (ブラームス交響曲第1番) が終わったときの聴衆のボルテージの高まりは、それこそ天空へと届くほどでした。東京オペラシティが揺れていました。
ブラームスが4曲書いた交響曲の中では、最初の「第1番」をよく聴きます。よくベートーヴェンの「第10交響曲」 などといわれますが、ブラームスがどうしてもベートーヴェンを乗り越えなければならない運命にあった、などとは考えず、純粋にベートーヴェンに敬意を表して作られたものと思っています。
第4楽章にある「合唱」の歓喜の歌に似たメロディを、ベラルーシ国立交響楽団は見事に表現していました。「ブラ1」の真骨頂はまさにここの部分ではないでしょうかね?
それにしてもブラームスって人は、4曲とも完成度の高い交響曲を残してくれましたね。
プログラムは
リムスキー=コルサコフ 《スペイン奇想曲》
チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番
ブラームス 交響曲 第1番
これにアンコールが加わります。
若手ピアニストのアレクサンダー・ルビャンツェフが弾いた、チャイコフスキーピアノ協奏曲第1番もよかったのです。
西本智実さんのオフィシャルサイトhttp://www.tomomi-n.com/
Posted on 4月 29th, 2012 by admin
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