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   茨城県守谷市の一級建築士事務所
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レトロな光景 VОL.5

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国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
 

確かに長いですね。当時の汽車だったら、清水トンネルを抜けて白銀の世界。
今は関越トンネルで11キロの長さ。トンネルを抜けて、はるか彼方先にこの集落はあります。

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荻ノ島集落です。
古くは縄文文化が栄えていた頃から集落ができていたようです。
昭和40年に90戸くらいあった建物が、今では30戸足らずになってしまいましたが、白川郷とは違ってそのほとんどが現役です。そう、ここで皆さん、生き生きとした生活がなされています。
そして、田んぼを囲むように集落が形成されているのも特徴です。  


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少し寄ってみます。屋根に注目。
左から茅葺き、ガルバリューム平葺、長尺カラー鉄板瓦棒葺き。
当時はみんな茅葺きでしたが、時代が流れるように長尺鉄板 → ガルバリュームと変わっていっています。
豪雪地帯であるがゆえに土地の知恵が絞りだされます。
集落全体で持ちまわって順番に屋根の吹き替えを行なう、という白川郷のような慣習はどうなのでしょうか?
屋根の重みに耐える鉄板系に、徐々に変わってきているような気がしますが。   


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急勾配の茅葺き屋根、郷愁をそそる奥深いデザインは、まさに ジャパニーズ・スペチアーレ。
( アルミサッシはせめて茶色にしてほしかった・・・・・・・・・)  

2012060505.jpg
バランスを崩さず、うまく増築していますね。
何世代にも渡って住み継がれれば、家族構成の変化もあるはず。  

振り返れば、世界に誇れるものがまだまだたくさんあるではないか・・・・・・・・・。
もちろん川端文学もそうですが。 

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