■ 支給材に関して ■
珪藻土の塗り壁工事や塗装工事をオーナー様が直接施工されたり、タイルやキッチン、エアコン、照明器具などをオーナー様が現場に支給した場合、それらの工事や建材コストに加えてその経費も減額されます。ただし下記の点には特に注意する必要があります。
・ 現場搬入までの保険、事故、毀損に関すること
・ 納期など材料会社との詳細打合せ
・ 支給材の現場搬入当日の立会い及び荷下ろしの指示
・ 支給材に関する現場での納まりや取り合いなどの問題解決
・ 数量、価格、発注方法の最終確認及び代金の決済に関する件
・ 納入遅延、数量違い等による工事の遅延についての対応
・ 支給材の施工に関する設備、電気、大工などの業者との打合せ
・ 現場における保管のこと
・ 支給材取り付け後に生じた、瑕疵による不具合についての対応
オーナー様が建材を支給されたり、直接工事をされた場合、上記につきましてはオーナー様が管理することになります。この場合、施工会社は工事費を除き、支給材には経費を上乗せしません。万全を期すためには、支給材の現場搬入日にはお立会いいただいたほうがよいと考えられます。
1 支給材を支給せず施工会社の契約に含める場合(総元請け方式)
施工会社は通常、受発注及び管理経費、現場打合せ費用として、
支給材に15%~ 22%くらいの経費を上乗せします。
この方式はあまりコストダウンにはなりませんが、面倒な手間は省けます。
2 オーナー様と(有)アーキヴィジョンの契約に含める場合(分離発注方式)
支給材コストに対して一律8%を経費として計上させていただきます。ただし、
原則として工事に関するものはお受けできません。
オーナー様に代わって代行できる項目は、サッシ、構造材、住宅設備機器、
ドアなどです。最近、最も多い方式です。
3 オーナー様の管理と責任の下に支給される場合(完全支給方式)
最もコストダウンするスタイルですが、上記の注意事項をご確認ください。
■ 1級建築士事務所 (有)アーキヴィジョン ■
Posted on 3月 24th, 2009 by admin
Filed under: 見積