チェリビダッケのブルックナー
後期ブルックナーの7、8、9番。ミュンヘンフィルを従えて、ギュンターヴァント、オイゲン・ヨッフム、そしてチェリビダッケが崇高な演奏を残しています。
こちらはチェリビダッケによるシュトゥットガルト放送交響楽団の演奏。
この中の9番は1974年4月のライブ録音で、第3楽章アダージョは23分43秒で終わっています。だいたい平均的な長さでしょうか。
一方チェリビダッケがミュンヘンフィルを従えて振った9番、第3楽章は30分37秒と記録されています。録音日は1995年9月ですので、20年でかなりゆっくりとした演奏となってきたようです。
ウサギとカメの競争でいうカメの方でしょうか?年齢とともに遅くなるというのは、自然の摂理のようです。
チェリビダッケのブルックナーはゆっくりとした演奏の方が好きですが、こちらのシュトゥットガルトの方も聞き応え十分です。
Posted on 11月 28th, 2017 by admin
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