プーチンには勝てないよ
以前から気になっていたバーンスタイン指揮のこのジャケット。ショスタコの6番と9番が収められています。
バーンスタインやショスタコはさておいて、無邪気に丘を駆け上がっている少女たちの幾分不安げな様相が気になるところだ。
スターリンの圧政から逃げようとしているのか?・・・・・・・・・・と、いろいろと想像してしまう。縦横無尽に想像が掻き立てられるジャケットの一つでもある。
背景はラフに描かれてはいるが、広大な自然を予感させる。川の向こうは深い森林か?
森林と言っても、ほとんど使い物にならないこの国の国土は、あまりにも広い。いや、広すぎる。
別の見方をすれば、使い物にならない国土はおそらくそのままだろうから、自然が残されていてとても良いことだ。
そういう意味で、ロシアは広大な国土、すなわち地面に支えられている国である。地面師国家といっても過言ではなかろう。
このロシアから地面を取ってしまったら、何が残るか?
チャイコの悲愴か?
カジミール・マレーヴィチの白の正方形か?
ドストエフスキーの罪と罰か?
ボリショイバレエか?
イヴァン・アイヴァゾフスキーが描く、月明かりのボスポラス海峡か?
モスクワ近郊に建つ、スターリン様式の傑作建築群か?
いや、そうではない。
地面を取っても残るものは、クレムリンの地下で、それこそ蜘蛛の巣が張ったような暗く冷たい部屋の片隅に光る
「レーニンの亡霊」
に他ならない。
地面師国家を統率する世界最高峰の策略家プーチンは、広大な土地があるにもかかわらず、日本から奪い取った北方領土を、我が物顔のように奪って当然、という顔をしている。
右に出るものはない策略家である地面師プーチンに、前頭三枚目あたりをウロチョロしている阿部首相に勝ち目はない。
健全な企業や健康な国民から奪い取った貨幣、すなわち税が、モスクワに移動するだけである。
残念ではあるが、しばらくは何もしない方がマシである。秋田犬をもう一匹プーチンにプレゼントをして、距離を置いた方が得策ではないか?
というわけで、1枚のジャケットからの創造であります。だいぶ逸脱しましたが・・・・・・・。
年末年始、少し体調が悪くブログも一ヶ月ぶりとなりました。
1ヶ月ぶりですので、少し長めにしておきました。
Posted on 2月 2nd, 2019 by admin
Filed under: 音楽