インプロビゼーション
インプロビゼーション → 略してインプロ → 即行演奏 → 一期一会、とも言っていいのがジャズの醍醐味です。いやジャズの基本といってもいいです。一発勝負、というとわかりやすいです。しかしながら年がら年中ライブに行けるわけでもありませんので、さしあたってCDなどで聴くことになります。この場合魅力が半減するときもあれば、録音技術のおかげで素晴らしい演奏に変身するときもあります。
このマンハッタンのジャズクラブ、バードランドでのコルトレーンのライブは、さしあたってCDで聴いています。しばしば聞いております。まあ愛聴盤の一枚、ということになるのでしょうか。
当時(1963年)、このクラブでこの演奏に居合わすことができた人たちになった気分で、聴いております。
一方クラシックの世界では、録音を嫌ったチェリビダッケがいます。
CDに演奏を残すことには無関心のようで?一期一会の演奏に全精神を傾ける、稀有な指揮者として知られています。
実はチェリビダッケも一発勝負 (リハーサルは行うので、厳密には一発ではない) に近いのですが、その演奏の遅さが魅力なのです。遅すぎるという方もいますが、このブルックナーの全集 (0番、1番、2番がない) は、ちょうど良い遅さです。
Posted on 2月 16th, 2015 by admin
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