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セルロース断熱材

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パルプを原料とする紙製品を再利用して作られたセルロース断熱材です。
化学合成されたものではないので「エコ」な断熱材です。
セルロースはその素材の性質上、冷めにくい性質と高密度の施工によって高気密・高断熱住宅を実現します。
暖房をしていても足元が寒いという話を聞きますが、それは暖められた空気が上昇する「対流」という熱移動の現象によるものです。上昇した空気の熱が天井から逃げてしまうと、対流が止まらずに、足元の寒さは解消されません。これを阻止するためには,断熱材を隙間なく充填する必要があります。要するに高気密です。
現場発泡断熱材と共によく採用しているのが、このセルロース断熱材です。共に高気密住宅では外断熱と合わせて優れている断熱材です。
内断熱とするか、外断熱とするかは、オーナー様にその違いをご理解いただいて、設計思想、バランス、コストなど総合的に判断して決定しています。要するにどちらがいい、悪いではなく、すなわち善悪の彼岸を超越して選択しています。高気密は大切なことですけれど、建築の総体はそれだけではありませんからね。
さて、熱伝導率や熱抵抗値などの数値ではなかなか表せられない真夏の「じめじめ感の払拭」という点では、このセルロース断熱材がいちばん良かった気がします。
「木の香り豊かな家」別名「ロハスな家・つくば2006」の施工写真です。
 

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