
プランの変遷
奥様がお勤めになられている場合、朝の10分は貴重な時間です。
水周り、特にキッチン、パウダールームの動線計画はさまざまなケースを考えて慎重に設計しています。この平面計画は設計過程の変遷を示したもので、最終案ではありませんが、LDのバックヤードとしてのキッチンにミセスが立ったときに、左のパウダールームから右の階段下収納、あるいは和室のクロークまで一直線になっているのが特徴です。一直線とすることですべてが見渡せます。さらにLDを通らずに、ほぼすべての作業が完結できるようになっています。
学校に登校する前のお子様が何をしているか、あるいは、オーナーが仕事に行く前の気配を感じながら、ミセスが効率よく朝の時間を使えるよう考えたプランです。「高気密・高断熱の家」 (我孫子市)
下の計画案は最終案により近いものになっていますが、上の案との大きな違いは、階段と冷蔵庫の位置が大きく変わっていることです。オーナーさんの手持ちの家具などの配置計画により最終案にいたるまで、いちばんディスカッションを重ねたところです。

正面の一番奥が、パウダールーム
Posted on 8月 22nd, 2009 by admin
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