モノクロームの郷愁 VOL.09
「アンダーカレント」 1962 ビル・エバンス&ジム・ホール (ブルーノート)
神経質なピアニストと、これまた神経質なギタリストのスペシャリティな共演。
恥美的な美しさが鼓膜を揺らす、晩秋のひと時にふさわしい一作。
この二人の白人の演奏を日本的に解釈してみると、「津軽海峡冬景色」 的な、どうしようもない遣る瀬無さが浮き出てくる。それでも至福の満足感に満たされる魅惑の一品、といったところでしょうか。
Posted on 11月 5th, 2014 by admin
Filed under: 音楽