
我孫子市 「MОDA」計画、今日の現場です。

2階ホールからロフトを見上げたところです。
立て格子は、構造材として使われるスプルース・パイン・ファーの表面を磨いた上で取り付けました。エッジ部分も微妙な角度のアールを付けましたので、近くで見ますとやさしい感じの仕上がりです。大工さんには時間を掛けて造ってもらいました。この立て格子は貼りものではなく無垢材ですので、やはり工業化住宅とは違った味わいがあります。集成材でもありません。
適材適所、という言葉がありますが、その意味ではこの部分はちょっと違うかもしれません。しかし構造材を仕上げにも使ってしまうデザインの楽しみを、オーナーと共有しながら構築していくのもまた楽しいものです。
ロフトの立て格子は転落防止のほか、1階からロフトまでの空気の循環のためと、スカイライトの光をロフトにも届けるためと、一石三鳥の役目を果たします。
Posted on 11月 24th, 2009 by admin
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