
スケール200のミニチュア模型
長らく米国転勤で、設計のほうがウェイティング状態であった 「セブン・ステップス・トゥ・ヘブン」 のオーナーが帰国されましたので、実施設計を進めることになりました。
ブランクは約3年です。3年で建築を取り巻く環境や建材、設備なども多少なりとも変わってきていますので再構築です。

スタイロフォームで作成したスケール100の形態模型
そこで暖房計画です。
暖房計画は、温水循環方式の床暖房をフローリングと土間部分に埋設し、吹き抜けを通して家全体を暖める形式にしていました。
前回打ち合わせにおいて、薪ストーブも面白いじゃないか、ということになり再検討しているところです。
オーナーの生活スタイルと照らし合わせてみますと、薪ストーブもあり、ということになりそうです。
生活スタイルはプランニングに反映され、プランニングは冷暖房、空調計画と密接に関わってきます。2階の共有スペースは壁で細かく仕切らないスケルトン空間に近い構成です。
以前米国転勤中のオーナーから連絡をいただいたときには 「このプランは米国スタイルに近い」 ともいわれました。米国の、どちらかというと余裕を持ったプランニングを意識していたわけではないのですが、オーナーとのディスカッションのなかから結果的にスケルトン空間になったわけです。

スケルトン空間の場合、暖房方式の組み合わせもいろいろ出来そうですので、これから比較していきます。
1 床暖房+エアコン
2 床暖房+薪ストーブ
3 床暖房+蓄熱暖房機
4 薪ストーブ
5 薪ストーブ+蓄熱暖房機
6 全館空調
Posted on 5月 23rd, 2011 by admin
Filed under: 環境・エコロジー