現場発泡断熱材「フォームライトSL」の施工です。
現場発泡断熱材には、デミレック・シーレクション500、ソフティセルなどいろいろ出ていますが
● 燃焼ガス有害性
● VОC測定結果
● 発ガン性
● シロアリ被害
● 紫外線、温度変化による劣化
● 電線・ケーブルへの影響
● 施工コスト
など総合的に判断して採用しました。
ちなみにWHO(世界保健機構)の発ガン性評価です。
グループ1 : アスベスト、タバコ、アルコール飲料、カドミュームなど
グループ2A: ホルムアルデヒド、紫外線、ディーゼル排気ガスなど
グループ2B: コーヒー、ピクルス、ガソリン、ウレタン、スチレンなど
グループ3 : グラスウール、ロックウール、ポリウレタンフォーム、茶など
グループ4 : カプロラクタム1品種のみ
グループ3は、ヒト発ガン性に分類し得ないとしており、グループ4は、たぶんヒト発ガン性がない、グループ2Aは、たぶんヒト発ガン性がある、となっています。
スプレーガンで隙間なく吹き付けますので、高気密・高断熱住宅では最も多く採用されている断熱方法です。

まず始めに、このように開口部などの養生からはじめます。

吹きっぱなしの状態です。柱や屋根のタルキからはみ出した部分をカッターで取り除きます。
上はスカイライトです。
壁からはみ出した部分を、カッターで取り除いたところです。
床に取り除かれた残材がありますが、実はこの廃材はリサイクルされます。製鉄工場の鉄鉱石の還元剤として使用されているコークスの代替として、このフォームライトの廃材を利用しています。天然資源のコークスの省資源化にも寄与しているそうです。

「TT」計画の現場を担当した職人さんです。まさに月光仮面というところですかね。
丁寧に、一生懸命に施工してくれました。

Posted on 10月 13th, 2009 by admin
Filed under: 建築材料