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2×4・4階建て・実験棟 VOL.1

(社)日本ツーバイフォー建築協会と独立行政法人建築研究所の共同研究によって建てられた、ツーバイフォー耐火構造4階建てモデル棟(つくば市)に、昨日2年ぶりに行ってきました。2年前はまだ実験の当初でしたが、今回、沈み込み量(沈下の度合い)がどの位になるのかがいちばん興味のあったところです。
既に協会では発表されていますが、建物の角の部分は以下のようになっています。 
基礎から小屋裏床根太間:約
22ミリ 
基礎から
4階床根太間:約15ミリ 
基礎から
3階床根太間:約9ミリ 
基礎から
2階床根太間:約6ミリ
沈み込みは概して各階とも平面的に偏りなく均等に、鉛直方向に変位しています。しかし、沈み込みに無関係な鉄骨の階段などを取り付けた場合、その沈下による段差をどう処理するかが課題として残されています。沈み込み現象は建設中から現れ、竣工後10ヶ月まで測定され、その後は、沈み込み現象は少しずつおさまっているようです。今後は、北米の事例や対応方法を参考にして建設されるようになるでしょう。
     モデル棟の建物概要  
構造:枠組壁工法
  
基礎:鉄筋コンクリートべた基礎+鋼管杭
  
階数:
4階建て  
面積:各階 
36.95㎡  延床面積 147.8  
高さ:軒高 
12.6m   最高高さ 14.8
     主な仕上げ  
屋根:陶器瓦(平板)
8寸勾配  
外壁:
4階 軽量気泡コンクリート板下地、窯業系サイディング     
        
3階 炭素繊維混入軽量コンクリートパネル下地、上張り炭素繊維混入軽量コン                        クリートパネル     
       
2階 ケイカル板(2枚張り)下地、天然木下見板(難燃処理木材)     
       
1階 軽量気泡コンクリート板下地、両面ガラス繊維ネット張りセメントモルタ                        ル板塗装仕上げ  
  
内部:床   強化石こうボード2重張り     
         
壁   強化石こうボード2重張り     
         天井  強化石こうボード
2重張り
     施工期間  約90    
                 
杭・基礎工事      25    
                  建方準備工事     
5    
                  建方工事(パネル)  
2
                       内部工事     35日(石こうボード工事 20日)
            
外部仕上げ工事  20

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