工事費支払いのタイミングは重要です
昨年の暮れに知人の建築家から連絡があり、着工にあたりクライアントが工務店の経営に不安を抱いており、完成保証を付けるべきか、どうするかといった内容です。
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契約時:1/3
建物完成後は10年保証が付くのでいいのですが、工事中に万一を考え完成保証に入ることも考えられます。しかしこの保険は掛け捨てで、何もなければどぶに捨ててしまうお金です。しかもけっこう高いのが現実です。
しかし地元で長くやっている小さな工務店では上記のような支払い条件の場合、資本がないときには基礎、大工、足場など先行する業者の支払いが発生し、借り入れを起こすことになります。そうしますと厄介な 「利息」 が付いて回ります。この利息は曲者で借り入れのある工務店を直撃します。
そこで先ほどの知人の建築家の例にならって支払い条件を細かくし、昨年末の工事契約を済ませました。計11回に別けて、しかもお尻の方を重たくしてです。
このぐらいの別け方ですと、工事中オーナーはほぼ守られ、完成保証の費用も不要で、工務店の方もさほど無理なく現場を進めていくことができるものと考えます。
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構造計算を行い、建物の長期的な安全性を確認します。
外部、内部の空間構成については周囲の敷地環境を生かし、平面計画、断面計画、動線計画、収納計画などを細部にわたり検討し、「自然素材」に包まれた居心地の良い居住空間を目指します。
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Posted on 1月 7th, 2010 by admin
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