「新築らしさを殺す」 ということの意味
ハンドメイドな空間の演出方法のひとつとして、床も塗装で仕上げる、という考え方もあります。
ただその場合どうしても色が限られてしまうため、全体の色彩の調和から少しずれてしまう場合があります。そこで無垢材の無塗装品を選び、現場で塗装をかけていくようになります。塗装だけでフィニッシュの場合や、そのあとに拭き取りをするなどケースバイケースです。使用する塗料は、リボスやオスモカラーなどです。
「TT」計画
工事中の「TT」では腰部分の羽目板や窓枠など、こげ茶で統一しています。壁に塗る珪藻土とも調和し、落ち着いた雰囲気になるのではないでしょうか。
「黒塗りの渋い民家」 も 「TT」計画も妙な新築らしさを、塗装と珪藻土などの、それこそすぐ視界に入ってくる部分の仕上げの方法で殺しています。
したがって20年くらい経過しても、インテリア空間は今とあまり変わらないのではないか、と思っています。
Posted on 3月 3rd, 2010 by admin
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