ザ・小屋裏
前回に続き 「江戸数寄庵」 の内観です。
ここは2階ホールから固定階段で上った小屋裏です。
少し余談です。
最近古い建物を見る機会が多いのですが、今ではなかなか手に入らない無垢の木や架工方式など、築年数の古い建物は見応えがあるのですが、主人と丁稚奉公、あるいは地主と農民といった対立軸で建物を見ていますと、より一層住居の歴史的変遷に趣が加わっていきます。
技術的なところを見ていくのは確かに楽しいのですが、「権力、自由」といった文科系的キーワードを軸に見ていくと、かなり奥深くまで入っていけます。
丁稚奉公など今ではとても考えられませんが、その概念とは対照的にこの「江戸数寄庵」のザ・小屋裏は、「明るい、下を見渡せる、梯子が外せない(固定階段)、風通しがすこぶるよい(南北に窓)、リズミカルな格子・・・・・・」 といったように、主人も使いたくなる?現代の理想的な小屋裏になっています。
昨日はオーナー様立会いの検査、そしてエクステリアの工事はご覧のように進められています。
Posted on 7月 1st, 2012 by admin
Filed under: デザイン