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   茨城県守谷市の一級建築士事務所
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「長期優良住宅」と「ダグラス・ファー」

ダグラスファー(米マツ)を主要構造材に使用する計画です。 

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×4工法における構造材は、日本では現在のところS..F (スプルース・パイン・ファー) が主流になっています。「ダグラス・ファー」 と 「スプルース・パイン・ファー」 の一番の違いは、圧縮、せん断等の基準強度です。
ダグラス・ファーといっても樹種は一種ではなくウェスタンラーチなども、アメリカの格付機関ではダグラス・ファーとしています。同様にロッジポールパインやシトカスプルースなどは、日本で言うS..Fに分類されます。さらに等級が7種に分かれますので複雑ですが、等級NО.2で、ダグラス・ファーとS..Fの基準強度の違いを比較してみます。                    
                   
                   
                   ■ 基準強度 
(N/mm2) ■                            
                 
                 曲げ      圧縮    引張    せん断
● ダグラス・ファー     20.4    13.8      21.6    2.4
● S..F            15.0      8.4        18.6    1.8 

ご覧のとおりすべての項目で、ダグラス・ファーが強度において上回っています 

「長期優良住宅」 では構造材がS
..Fでも構わない上、一般的に言われるところの 「本格的輸入住宅」 では、普通の設計でも長期優良住宅に近い性能が発揮されます。
ただ 「本格的輸入住宅」 や 「2×4住宅のリミテッドバージョン」 になりますと必然的に構造材はダグラス・ファーの採用となります。
アメリカやカナダの一般的な住宅は、80年から120年位耐用年数があります。地政学的気象条件の違いから、日本でまったく同じ仕様で建築した場合には、55年から75年位ではないかと考えられています。

そこで 「長期優良住宅」 「ストック」 「ごみを出さない」 という考え方で建築する場合、アメリカ、カナダでの本国仕様を遥かに上回るリミテッドバージョンには 「ダグラス・ファー」 は理想的な選択です。             

            
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アーキヴィジョンでは居住性とデザインのバランスを考えた設計を行っております。
快適で末永くお住まいいただくために、断熱計画、構造計画は世界基準を標準とします。
         構造計算を行い、建物の長期的な安全性を確認します。
外部、内部の空間構成については周囲の敷地環境を生かし、平面計画、断面計画、動線計画、収納計画などを細部にわたり検討し、「自然素材」に包まれた居心地の良い
居住空間を目指します。
      
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