昨日お引渡しの「MОDA」計画のほか現在工事中、設計中の多くの方が 「子育て世代」 の皆様です。
子供部屋がどうあるべきかを考えるにあたって、子育てしやすい空間と、子供がすくすく伸びやかに過ごせる空間の両立とともに、将来の可変性のことも合わせて考えます。
最終的には 「子供の空間」 を平面図に、その大きさ、位置、形状など記載するのですが、そこまでのプロセスが重要です。
今二人のお子さんが
■ 幼稚園年長と小学校4年
■ 3歳と小学校1年
と仮定した場合、12年後はそれぞれ
● 高校生と大学生あるいは社会人
● 中学3年(受験生)と大学生あるいは社会人
になっています。
お子さんが、男の子+男の子、男の子+女の子、女の子+女の子でも変わってきますが、将来の間仕切りの設置や収納のスペースの確保の他、20年後、家族構成の変化 (留学や転勤などで、お子様二人とも家を出ている可能性もあり) が出てくる場合も考えられますので、時間的スパンとしてそのあたりまで考えて計画することをお勧めします。
そこで子供部屋は、最初のうちはスケルトンのワンルームがよいでしょう。スケルトンとは間仕切らないで、ただ広い空間という意味です。構造計画も当初からそのようにしておけば、子供の成長に合わせあとで簡単に間仕切れ、その後また間仕切りを撤去してワンルームにすることも簡単です。
昨年お引渡ししました「和楽3層住宅」、「高気密・高断熱の家」の他「MОDA」 計画、「TT」 計画、「KBS」 計画、「TJM」計画では、子供部屋をワンルームスケルトン方式にしています。
いずれ間仕切るか、そのままでいくか、間仕切ったあとに壁を撤去して元に戻すか、いずれの選択も可能です。間仕切りも家具、造作工事として一体に造るなど自由です。


Posted on 3月 7th, 2010 by admin
Filed under: 設計