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施主検査と近隣のちょっとした出来事

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引渡し日、引越し日も決まり予定通りに進んできました 「MОDA」計画、今日はオーナーお立会いの元で竣工検査が終わりました。 
外構工事もイメージどおりに仕上がっていますので、工事関係者の皆さんもホッとしたところでしょうか。 

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我孫子市「MОDA」計画、リビングから見る


設計期間中だけでなく、工事期間中もオーナーには不安を与えてはいけないと思い、いつもいろいろと考えています。不安になられることとして近隣関係、工務店の経営などです。
 

近隣関係では特に敷地の接する部分での施工には、細心の注意を払うように指導しています。また北側に隣接する方に対しては、設計のレベルで配慮した計画をいつも心掛けています。近隣関係のトラブルは、施工者よりむしろ設計者の責任の方が大きい場合もあります。
設計者は 「オーナーの利益の保護を図り、建築文化の向上と発展に努め、もって公共の福祉の増進に寄与する」 ことを
()建築士事務所協会では目的としています。
ここでいう 「公共」 のもっとも身近な解釈として、オーナーにとっては隣接地にお住まいの皆様になるでしょう。設計者から見れば単なる隣接地であっても、引渡し後オーナーにとってはお隣さん同士になるわけです。ここのところが分かっていない設計士は、たとえ設計した建物が目立ったとしても
2流建築士といわざるを得ないでしょう。
与えられた敷地の中だけで周辺環境を読解しないで、
3Dで格好だけ付けた、それこそ誰が見ても感激しそうなパースを作って、ハイ出来上がりでは大学2年生でもできますね。(こんなことを書くのには、ちょっとした出来事があったからです)
「公共」と「法律」という概念が交錯した出来事ですが、「法律」守れば何やってもいいんだ、という設計士を2流建築士といいたかっただけです。 

また工務店の経営については支払い条件で工夫する他、実績と経験のない設立15年未満の工務店は入札から外すなど、こちらの方もいろいろと考えています。 

コストとデザインのバランスを考え、愛着の持てる住空間をハンドメイドで作るとなると、実績と経験のある1級建築士事務所に限ると思いますがね・・・・・・。

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