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   茨城県守谷市の一級建築士事務所
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防音室の設計

「家の中で、おもいっきり大きな音で音楽を楽しみたい」 と思っていらっしゃる方は多いと思いますが、近隣への配慮から、音を絞って我慢されている方が多いのが現状ではないでしょうか?

実は僕もその一人なのですが、クリムゾンの「宮殿」、ピンクフロイドの「ダークサイド」、コルトレーンの「クレッセント」、マイルスの「スティーミン」、クナの「ブル8」、ミュンシュの「ブラ1」など、いつかガンガン聞いてみたいと思っています。あっ、それとテレサテンもね。
  

あまりお金をかけないで、その我慢から開放されたらいいですよね。
この防音室にはオーナーの3000枚のクラシックコレクションの内、約2000枚がご覧のCD棚に収納されています。残り1000枚は2階フロアーラインに設けた 「蔵」 に収納されています。
ここの赤い棚にはカラヤン、バーンスタイン、フルト・ヴェングラー、ブルーノ・ワルター、トスカニーニ、チェリビダッケなどの歴史的名演がほぼコンプリートに収納されています。
 

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この防音室は大建工業の建築音響製品を使い、近隣に対しまったく問題のないレベルに仕上げています。
床下、壁、天井、ドアなどに音響製品を使っています。
音響のレベルはクラシック鑑賞のほか、お嬢様のヴァイオリンの練習室としても使われますので、防音だけでなくある程度の反響なども考慮したうえで、部材の決定をしております。

そこでコストですが、大建工業の音響製品代が約37万 (定価の半値以下)、施工費が26万、防音サッシ (遮断熱) 差額が約6万、合わせて69万。
高いとみるか、安いとみるかは考え方次第です。
リノベーションで一部屋を防音室にという場合、壊したりする部分が出るときには、もう少し施工費が高くなるかもしれません。  

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ホールに上がって、右側が防音室  

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大建工業の音響製品のカタログです。
 

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表紙をめくると、「我が家で堪能する」 これはいいコピーですね。
ほんとにその気にさせる上出来のフレーズです。
ただこのカタログは僕たちのようなプロ用?
だからユーザーにはあまり浸透していないかもしれません。
 
アーキヴィジョンではご覧の 「蔵とヴァイオリン室のある家」  の他、 

「オー・カルカッタ・ヒンズースタイルの家」 ( 板橋区 2008 ハードロック演奏室 )
「音楽家の家」 ( 我孫子市 2005 : ピアノ教室、グランドピアノ2台 )
「THE WAVE」 ( 我孫子市 2004 : ピアノ教室 )

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「シアタールームのある家」 ( 越谷市 2003 : 音楽・映画鑑賞、110インチスクリーン )
「ピアノ教室のある家」 ( 桜川市 1999 : グランドピアノ、エレトーン )
「上尾の2世帯住宅」 (上尾市 1997 : グランドピアノ、ご主人の隠れ家)
「ヤマハ・アビテックスのある家」 ( さいたま市 1997 : 2階にアビテックス防音室)

などの住宅に、防音設計の実績があります。
いずれも周辺環境、防音の内容やレベル、楽器の種類等考慮したうえで最善の設計を行なっております。
皆様年月がたっても、我が家で堪能されております。
 
新築、リノベーションを問わず、防音室の設計・デザインは、音楽好きのアーキヴィジョンまでお問い合わせをお願いいたします。

アーキヴィジョンウェブサイトでは 「蔵とヴァイオリン室のある家」 (我孫子市 2010) の詳細をご紹介しております。
ぜひご覧になってみてください。 

http://www.archivision-inc.com/new_works/violin_data.htm
 

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