防音室の設計
「家の中で、おもいっきり大きな音で音楽を楽しみたい」 と思っていらっしゃる方は多いと思いますが、近隣への配慮から、音を絞って我慢されている方が多いのが現状ではないでしょうか?
実は僕もその一人なのですが、クリムゾンの「宮殿」、ピンクフロイドの「ダークサイド」、コルトレーンの「クレッセント」、マイルスの「スティーミン」、クナの「ブル8」、ミュンシュの「ブラ1」など、いつかガンガン聞いてみたいと思っています。あっ、それとテレサテンもね。
あまりお金をかけないで、その我慢から開放されたらいいですよね。
ここの赤い棚にはカラヤン、バーンスタイン、フルト・ヴェングラー、ブルーノ・ワルター、トスカニーニ、チェリビダッケなどの歴史的名演がほぼコンプリートに収納されています。
この防音室は大建工業の建築音響製品を使い、近隣に対しまったく問題のないレベルに仕上げています。
床下、壁、天井、ドアなどに音響製品を使っています。
そこでコストですが、大建工業の音響製品代が約37万 (定価の半値以下)、施工費が26万、防音サッシ (遮断熱) 差額が約6万、合わせて69万。
高いとみるか、安いとみるかは考え方次第です。
大建工業の音響製品のカタログです。
表紙をめくると、「我が家で堪能する」 これはいいコピーですね。
ほんとにその気にさせる上出来のフレーズです。
ただこのカタログは僕たちのようなプロ用?
だからユーザーにはあまり浸透していないかもしれません。
「オー・カルカッタ・ヒンズースタイルの家」 ( 板橋区 2008 ハードロック演奏室 )
いずれも周辺環境、防音の内容やレベル、楽器の種類等考慮したうえで最善の設計を行なっております。
皆様年月がたっても、我が家で堪能されております。
アーキヴィジョンウェブサイトでは 「蔵とヴァイオリン室のある家」 (我孫子市 2010) の詳細をご紹介しております。
http://www.archivision-inc.com/new_works/violin_data.htm
Posted on 2月 7th, 2013 by admin
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