ブルックナー 9番 第4楽章

宇宙の果てに一人ぽつんと投げ飛ばされたような感じを抱かせる、ブルックナーの交響曲群。壮大極まりない、その存在論的世界観。哲学的言説をいくら付け加えても足りない、その深淵性。
第3楽章までで未完に終わった第9番。その9番に、ブルックナーの残されたスケッチから第4楽章を付け加えた、サイモンラトル+ベルリンフィルの最新版が届いたので拝聴してみる。
アカデミズムに毒されないで、ただ聞くだけのディレッタント (素人) な立場だから、気が楽である。ほどほどののめり込み、と言うんでしょうか、あまり深みにはまらずに、気持ちよくブルックナーは聞いています。すなわち「深み」があるのです。「深み」の手前に立ちはだかる重たいドアを開けた方が、研究者になるのでしょう。ブルックナーの研究者って、奥が深いし、巾も広いのでたいへんだけど、楽しいのだろう・・・と思います。
Posted on 2012/05/28--category:音楽 | No Comments »
階段周りのデザイン VОL.7

「ザ・英国」 (2010 牛久市)
スピンドルの格子手すりは、2階ホールまでぐるりと回ります。
2階天井には、全館空調の吹き出し口、空気清浄器の吸い込み口が見えます。
一年中新鮮な空気が、この家の中には流れています。

やわらかいランプの明かりが、足元を照らします。

収納、使い勝手、ミセスの動線などの機能性のほか、優雅に遊び倒せる空間が散りばめられているのも、この家の特徴です。
Posted on 2012/05/26--category:デザイン | No Comments »
建方工事

建方工事が始まった 「ラ・フィエスタ」 (古河市) の現場です。
床材、壁材が、理路整然と組み上げられていきます。
基本構想 → プレゼンテーション → 基本設計 → 実施設計 → 現場 という流れで進んできましたが、まもなく上棟を迎えます。
Posted on 2012/05/25--category:工事を見る | No Comments »
レトロな光景 VОL.3

登録有形文化財の指定を受けている真壁の平井家も、市塚家同様、震災の影響を受けています。
屋根の崩れが痛々しいですね。
歴史的町並みの保存修景といった観点から、なるべく早い修復が望まれます。
歴史的町並みは 「日本固有の文化」 であって、いかに早いかとか、いかに小さく出来るかとか、いかに高いかとか、の尺度で表わせない 「文化」 そのものです。
尺度で表わすことのできるのは 「文明」 であって、白黒付けるの簡単ですから・・・・・・・ね。
Posted on 2012/05/24--category:コラム | No Comments »
建具工事

「江戸数寄庵」 (つくば市) の内部は、木部の塗装工事が進められているところです。

今日は内部建具の仮設置でした。
この後建具は塗装工事 → 障子紙貼り → 本設置 の順で仕上げられます。
Posted on 2012/05/24--category:工事を見る | No Comments »
小川芋銭展を見て

「震災後の眼で、いま」 を副題とする小川芋銭展、河童や田園風景が静かに、そして淡い色合いで描かれている 「絵」 を見るのではなく、画中に書かれている散文の意味を理解しなければいけない・・・・・・・・・・・・・と、ありましたが、普通は絵を見てしまいます。散文は僕には難しすぎて・・・・・・・・。
「絵」 だけでも、充分に日本的なるものが表現されており、その意図は伝わってきます。
そこで、この奥深い芋銭の 「絵」 を見る状況空間に合いそうな 「音楽」 を流してみると、「昭和枯れすすき」 や、「伊勢佐木町ブルース」 あるいは 「奥飛騨慕情」 などの日本的なるメロディより、案外、ロマン派の交響曲が合うことが分かる。
今、マーラーの第3番、第2楽章を流しながら画集を見ていますが、バッチリ合っています。第6楽章も不思議と芋銭の絵と、うまく呼吸しあっています。
この第3番、ロリンマゼール指揮のウィーンフィルで、なんと110分の演奏です。
ウーン・・・・・・長い。この長さは芋銭の絵の見方のようで、ゆっくり時間を掛けて見ることと呼応しています。
芋銭の絵にマーラーを置いたことに、批判は重々承知しています。
しかし、芋銭の頭の中の奥深くにある 「老子」と、フリードリッヒ・ニーチェの香りがほのかに香るマーラーの第3番は、「大いなる自然」 という共通言語で接点が見られます。
この3番は、別名 「自然交響曲」 と言われているほどですから・・・・・・・・・。
ただこの 「自然」 が曲者で、穏やかなる田園風景、緩やかに流れる川のせせらぎ、視界を遮るもののないライステラス・・・・・・・・など我々に都合のよい情景ばかりが 「自然」 ではないことを大震災は教えてくれました。
「震災後の眼で、いま」 が副題とされていることで、俄然、小川芋銭の奥深さが伝わってきました。
Posted on 2012/05/21--category:美術 | No Comments »
階段周りのデザイン VОL.6

「THE WAVE」 (2004 我孫子市)
足元を照らすランプと手すり・・・・・・・・・・・・・の妙。
Posted on 2012/05/17--category:デザイン | No Comments »
赤錆の具合

「ラ・フィエスタ」 (古河市) の現場は、基礎配筋検査に合格し、ベースコンクリートの打設に入るところです。鉄筋は赤錆が出始めたところで、コンクリートとの付着を考えるとちょうどいい具合です。
新品の鉄筋は出来る限り避けるよう、現場監督に指示しています。
( 新築だから新品・・・・というのは間違いです )
Posted on 2012/05/16--category:工事を見る | No Comments »
基本原理はケーブルカーと同じ


ケーブルカーは人を下から上に、山頂あたりで遊び終わってからは上から下へと運びます。
このとき、また来ようか、あるいはもういいや、のどちらかの感情を持ちます。
「セブンステップス・トゥ・ヘブン」 (我孫子市) では、人ではなく材料を上下に移動させます。
この仮設工事の基本原理は、ケーブルカーと同じです。
現場に入ると、想像以上に大工事になりました。
ここではもういいや、ではなく、何度も何度も繰り返し運ばれることになります。
Posted on 2012/05/15--category:工事を見る | No Comments »
基礎コンクリート養生

ジャンカがなるべくでないよう、しっかりとバイブで突かれたコンクリートを養生している 「カンツリー倶楽部」 の現場です。
緑と人工物のコンクリート・・・・・・・・・・・・・のコントラストです。
Posted on 2012/05/14--category:工事を見る | No Comments »